ちょっと暑いな~と感じた日。
背中にビッショリの汗が。
どんなに暑くても、背中の汗染みが恥ずかしくて上着を脱げない・・・。
こんな経験はありませんか?
背中の汗ってスポーツの最中であれば平気なのに、汗をかく場が日常生活になった途端、急に見苦しく感じられるものです。
ですが背中に汗をかくのは異常ではありません。
それに、かき立ての汗は無臭。
個人的には暑さに耐えて頑張っているなぁという感覚なのですが、世の中全てがそうとは限りません。
特に日本人は「汗に厳しい」国民性だと言えます。
この背中にかく汗をなんとかしたい!とお悩みの方のためにまとめました。
参考にしていただけたら幸いです。
目次
まずは病気チェックから!
暑くもないのに大量に汗をかくというのであれば、その背景になんらかの病気が潜んでいる可能性があります。
特に多いのは甲状腺機能亢進症。
代謝が上がり、脈が速くなったり大量の汗をかいたりします。
若い女性に発症しやすい傾向があります。
喉の中心、膨らんだ場所にある甲状腺から分泌されるホルモンが増えることにより起こる症状です。
甲状腺機能亢進症では、この部分が肉眼的にもぷっくりと腫れてくることがあります。
《引用:Yutori Dream》
思い当たる症状があれば、早期に受診することをおすすめします。
次いで更年期障害があります。
こちらも主に女性に起こります。
更年期症状というのは閉経前後の女性ホルモン値の変化により生じます。
イライラ、鬱などの精神症状、そして顔が火照る、大量の汗を急にかくホットフラッシュなどが有名です。
その他には糖尿病、自律神経失調症など。
いずれも自分でコントロールするのは難しい状態です。
可能性を感じる場合は早期に受診することをおすすめします。
背中の汗は臭い?臭くない?
背中の汗の臭いについては個人差が大きいようです。
普段からスポーツをしている方、年齢の若い方の場合、背中に大量の汗をかいてもあまり臭わない場合が多いです。
しかし、40歳を過ぎた方や運動不足、精神的ストレスが大きい方は、背中の汗が臭うという場合も。
この原因になっているのが背中にある二つの腺によるものです。
実は背中には温熱刺激でかくエクリン腺という汗腺の他にも「皮脂腺」という腺があります。
その名の通り、皮脂を分泌する腺です。
背中が脂っぽかったり、ニキビができやすいという方はこの背中の皮脂腺が活発に皮脂を分泌している場合が多いです。
この皮脂からの分泌物は皮膚常在菌が分解することで臭いを発生しやすいという特徴があります。
また40歳を過ぎるとこの皮脂が酸化した「ノネナール」という臭い成分が出てきます。
これがいわゆる「加齢臭」の原因です。
このように年代や生活スタイルによって背中の汗は臭ったり臭わなかったりします。
しかし背中の汗に対しては自分自身が最も感じにくいといっても過言ではありません。
さらに日によって臭いも変動しやすい場所です。
臭っているかどうか気になるのであれば、予防的に臭いケアをしておくことをおすすめします。
背中の汗対策!5つの具体策とは
以下では背中の汗とその臭い対策について具体的にまとめていきますね。
下着を着る
暑いからといって、肌の上に直接Yシャツを着たりしていませんか?
これは汗染みをつくる大きな原因です。
Yシャツを着る前に必ず、Tシャツ等を一枚着ておくことで、汗をこのシャツが吸い込み、蒸発させます。
結果、ベットリとした汗染みを作りにくくなります。
シャツは抗菌・防臭効果のあるものを選ぶと効果的に臭いを抑えることもできます。

汗染みのできにくい色・素材を選ぶ
薄いグレーや水色のYシャツ等は汗などの水分で色味が濃く見えます。
ぱっと見て「汗」と気づかれるのです。
その点、白いYシャツは汗をかいていても、あまり生地の色が変化せず触れてみるまでは汗をかいているかどうかわからない場合がほとんどです。
このように汗染みが目立たない衣類を選ぶことで、周囲からの痛い視線を減らすことができ、精神的にもストレスが少なくて済みます。
着替えを用意しておく
あらかじめ着替えを用意しておくことで、精神的な安定が得られます。
これにより、精神性発汗の部分を減らすことができます。
どんなに汗をかいても、着替えがあるから大丈夫、と自分を安心させることも重要な汗対策です。
衣類用消臭スプレーを用意しておく
万が一臭いが出てしまった時にとっさに対応できるように「消臭スプレー」を用意しておくことをおすすめします。
香料付きのものではなく、きちんと臭いを消せるタイプのものが便利です。

背中にタオルを入れておく
原始的でありながら効果的な方法です。
フェイスタオルの中心を丸くくり抜き、そこに頭を入れます。
通勤の際やプレゼンなどの緊張の場面の時など、一日中ではなく、「大量の汗をかく可能性がある場合」にのみピンポイントで使うことをおすすめします。
大量にかいた汗はタオルが吸収してくれます。
その後は脱いでビニール袋にでも入れておき自宅に戻ってから洗濯をします。
背中の汗対策・まとめ
暑くなる時期になると背中の汗が気になってきますね。
あらかじめ手を打っておくことでそのストレスはきっと軽減できるはずです。
効果的な汗対策で、暑い時期を快適に乗り切りたいですね♪