意外と多いお悩みに「胸元臭」があります。
男女を問わず起こる胸元の嫌な臭い。
これの原因と対策について詳しくまとめていきます。
胸元の臭いを発する3つの原因とは
- 発汗量が多いことでの汗臭
- 皮脂分泌が多いことでの皮脂(酸化)臭
- ワキガ・チチガ臭
胸元から発する臭いの多くはこのいずれかのパターンが多いと思います。
では一つ一つ説明していきますね。
発汗量が多いことでの汗臭
胸元にはエクリン腺という汗腺が集まっています。
暑い時に胸元に汗がプツプツと噴出しているのを見たことがある方も多いと思います。
それほど汗腺が集まっている場所であるため、発汗量が多く、その汗をエサに皮膚常在菌が増殖。
結果、一般的に汗臭いと言われる「汗臭」が発生しやすくなります。
皮脂分泌が多いことでの皮脂(酸化)臭
胸元はエクリン腺が多いですが、同時に皮脂腺も多いです。
皮脂腺はその名の通り、皮脂の分泌を行う腺であり、胸元を触った時にベタつき感がある場合はこの皮脂腺からの分泌が活発だと考えて間違いありません。
皮脂腺から分泌された皮脂もまた皮膚常在菌の分解を経て、臭い成分となります。
また、細菌の分解がなくとも、皮脂が酸化するだけで臭いの原因になります。
40歳を過ぎた辺りの皮脂は「ノネナール」という独特の臭気を発してくるようになり、一般的にこれを「加齢臭」と呼びます。
ワキガ・チチガ臭
ワキガは脇の下、チチガは乳輪周辺のアポクリン腺から分泌された汗が皮膚常在菌の文分解を経て臭い成分(ワキガ臭)を発した状態を言います。
このワキガ・チチガの臭いが体を動かすことで、胸元から空気中に放出され、強い臭気を感じることがあります。
具体的な胸元のケア方法とは
まずは、ワキガ・チチガなどアポクリン腺由来の臭気、皮脂腺由来の臭気、エクリン腺由来の臭気のどれかを見極めることが大切です。
アポクリン腺由来の場合は、ワキガやチチガのケアが重要になります。
そうではなく皮脂腺由来の臭気(主に加齢臭)の場合には、胸元だけではなく頭部や背中など、皮脂が多い場所全てから臭いが発生する可能性があります。
このような場合にはデオドラントはイマイチ効果がないことが多いです。
デオドラントは主に臭い菌の殺菌ですが、加齢臭の場合、皮脂自体が臭いを発するため、殺菌では効果が得られにくいのです。
加齢臭の場合には、皮脂のコントロールが重要になります。
きちんと夜はバスタブに浸かり、皮脂を浮かして落とすことや、朝に臭いの発しやすい頭皮を洗う(シャンプーをする)こと、余分な皮脂をおさえるための保湿などが効果的です。
すでに出てしまった「ノネナール」を消臭する「衣類用消臭剤」は頭皮には使えませんが、胸元や背中の皮脂腺から分泌される臭いにはとても効果的です。
エクリン腺からの汗臭の場合は、汗を臭わせないのがコツです。
デオドラントソープやデオドラントクリームも効果的に働きます。
さらには加齢臭と同様に、衣類の消臭剤も効果的に空気中の臭い拡散を抑えてくれます。
いずれの場合も出てしまった臭いには「衣類用消臭剤」が効果的です。
>>>加齢臭「ノネナール」を97.4%消臭する衣類用消臭剤「ヌーラ」の詳細とは
空気の移動を意識する
洋服の中は、体臭が一番こもりやすい場所です。
襟元、袖口はその臭いが空気中に放出する際、一番大きな「出口」となります。
これが意味するところは「一気に大量の臭気が出て行く可能性がある場所」ということです。
特に胸元の開いた服ではその出口が大きく、よりたくさんの臭気が一度に出てしまいます。
もし、胸元の臭いが気になるのであれば、襟元はあまり大きく開いてないものが無難です。
パフスリーブなども臭気を溜め込んで、腕を動かした時に「パフッ」と臭いが広がる可能性があります。
臭いが気になる場合は襟元・袖元に配慮して服を選ぶのも効果的です。
「そんなんで服を選びたくない!」という方であれば、よりデオドラントや衣類消臭の部分に力を入れてみることをおすすめします。