ワキガ対策の裏ワザ

ワキガ手術「皮弁法」とは?再発の可能性があるって本当?

皮弁法とは
ワキガ手術に「皮弁法」という方法があります。
これは反転剪除法という術式と同じものと考えてOKです。

術式・メリット・デメリット・保険適用で行ってくれる病院の紹介などは上記の記事を参考にしてみてください。

今回、この皮弁法(反転剪除法)について「再発リスクがあるかどうか」に焦点を当ててみたいと思います。

皮弁法は再発リスクの少ない術式と言われているが・・・?

反転剪除法の記事でも書いていますが、この術式は再発リスクが少ないと言われています。
なぜなら、実際にメスで脇を切開し、医師が肉眼で確認しながらアポクリン腺を一つずつ取り除いていくからです。
一度取り除かれたアポクリン腺は再び再生することはないと言われています。
よって、手術で脇の下のアポクリン腺を取り除いたのであれば、臭いの元となる汗腺が存在しないこととなり、臭いが再度発生する可能性は低いのです。

それにも関わらず、皮弁法をネット検索すると出てくるのは「再発した」という体験談。
一体どういうことなのでしょうか。

皮弁法は医師の技量により結果に差が出る

皮弁法の効果は医師の技量による差が出ます
皮弁法に限ったことではないのですが、行った医師の技量によっても術後の結果に差が出てしまいます。

アポクリン腺の取り残し
これがワキガ臭再発する一番の原因ではないかと考えられています。

皮弁法後のの再発率について数値上は7.7%とされています。
(引用サイト:「医師が教えるキレイの教科書より」)
手術を受けた10~11人に1人は再発するということです。

この数字、どう思いますか?
「再発率」は低いと断言していい数字なのでしょうか?

ただし、他の治療法と比較するとなぜ皮弁法が再発率が低いと言われるかがわかります。
超音波メスによる(キューサー法)だと再発率は13.6%、吸引法にいたっては16.2%~46.9%となっています。
吸引法を行った場合の再発率は術式によって大きな開きがあるようですが、可能性としては焼く2人に1人が再発してしまう場合もあるということです。

これと比較すると皮弁法の再発率はずっと低いものです。
全てのワキガ手術と皮弁法を相対的にみた時、皮弁法の「再発率は低い」となるのです。

再発リスクをどう受け止めるか

再発率をどう受け止めるか
完璧な手術などはどこにも存在しないでしょう。
手術をするということは、それなりにリスクを抱えることになります。

感染症などの合併症、切開に伴う神経障害、麻酔によるアレルギーやショック、皮膚の引きつれ感、術後痛などあげたらキリがありません。もちろん、再発の可能性もリスクになります。

これらに同意をした上で手術は行われます。
全て術前に説明があるのが基本です。

このようなリスクの可能性を踏まえた上で手術は決断しなければなりません。
ワキガは直接的な意味では「命に関わる」ものではありません。

これらを天秤にかけて、それでもワキガ手術の必要だと感じるのであれば、それは納得の上で決めたあなた自身の回答となるのです。

再発したとしても病院側または医師の過失ではない

再発しても医療過失にはならない
皮弁法を受けた後、再発したとしても保障してくれることはありません(保険適用内の場合)。
また一旦手術を行った場所は癒着等の問題から、再手術が困難となる場合がほとんどです。

再発したんです、と言ってもそれは医療ミスなどの過失には当てはまりません。
そのため、対応としては次にできる治療を勧められることがほとんどです。
再発?じゃあ、今度はこれをしてみますか?と。

大概は保険の効かない高額な治療となります。
ワキガは保険適用で受けられる治療が数少ないためです。

術後臭については医学的に認められていない

術後臭は医学的に認められていない
再発と同様に知っておく必要があるリスクがあります。
それが術後臭です。

ワキガを手術すると場合によってはワキガよりも強い臭気を他から発してしまうというもの。
ネット上にはこの術後臭に悩む方の投稿が多数あります。
しかし、医療業界ではこの術後臭の存在を否定しています。

・人は気になった臭いを強く感じてしまう傾向がある。
・今まではワキガによって隠されていた体臭を再確認しただけ。
・(医師が実際に嗅いで)臭いは感じない。自臭症ではないか?

(自臭症とは:自分自身が臭っていると思い込む幻嗅の一種)

このように説明されて、身動きが取れなくなってしまう例が少なくありません。

科学的根拠のない術後臭については明確な統計が取られておらず、親切な美容外科のホームページに「稀に術後に臭いをきつく感じるという方もいます」と書かれている程度です。
そのため、手術を受けたどれほどの方が術後臭に悩まれているかはわかりません。

しかし、そういう声があるということは事実なのです。

皮弁法まとめ

余計悩まれるようなことを書いてしまいましたが、これが現実です。
手術は「不可逆的」なものの一つです。
一度受けてしまったら、もう二度と受ける前の自分にはなれません。

だからこそ、手術を受けたいと思ったらちゃんと考える必要があると思います。
まずは信頼できそうなクリニックや先生に相談してみることで、モヤモヤがクリアになることもあります。

どんな治療を受けるにしろ、必ず納得した上で決定することが大切だと思います。

◎皮弁法だけでなく、色々なワキガ治療の方法・メリット&デメリット・おすすめの病院が知りたい方はこちら!
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