巷では多くの人がワキガをどう指摘していいか迷ったり、指摘した後の関係のこじれに戸惑ったりしているようです。
↑Yahoo!知恵袋より引用
今回は、ワキガを持つ本人ではなく、周りのアプローチ方法について考えてみました。
指摘するかどうかを見極めるポイントとは
私自身ワキガですが、何よりも嫌なのは人からの指摘です。
だからこそ、指摘されないように日々のデオドラントや衣類などを気をつけています。
でも、もしワキガだと自覚がない場合はどうでしょう。
指摘しないことには臭いケアが出来ず、さらに多くの人にワキガ臭を振りまくことに。
指摘するかしないかの鍵はこの「本人が自覚しているか否か」がポイントです。
本人がワキガだと自覚しているかどうかを知る方法
ワキガだと自覚している人が取る行動をまとめました。
もし、このような行動を多く見るようであれば、その人はワキガを自覚している可能性が高いです。
2.デオドラントをまめにつけなおす
3.白いシャツを積極的に着ない(制服以外)
4.ノースリーブを着ない
5.腕を大きく動かすような動作が少ない
6.いつも腕を閉じている
7.インナーシャツを着ていることが多い
8.脇汗パッドを使っている
9.バッグに汗拭きシートが常に入っている
10.友人や上司など身近な人の体臭話に積極的に入り込んでこない
このような傾向が数多く当てはまる場合、その人はワキガを自覚している可能性が高いです。
自覚している場合、ワキガを指摘する必要はないと思います。
何のためにワキガを指摘するのかを考えてみましょう。
「その人のため」に教えてあげたいというのであれば、自覚しているならもう必要ありません。
それ以上の指摘は相手を傷つける可能性があります。
ワキガを自覚している人は常にこんな悩みを抱えています↓
(Yahoo!知恵袋より引用)
ただし、臭いケアが不足していて側にいる自分が苦痛である、というのであれば話は変わってきます。
指摘する人が本人にとってどんな存在かにもよりますが、以下を意識して指摘することで比較的関係を壊さずに状況を改善できる可能性があると思います。
傷つく可能性を常に意識して
ワキガの人は周囲に臭いと思われることを何より嫌う人が多いです。
そのためにデオドラントをしたり、衣類に気を使ったり、汗をかかないようにしたりと日々の色んな場面で注意して過ごしている方は多いと思います。
そんな人にワキガをさらに指摘するのは傷つけるのは必至です。
ワキガに好きでなっている人はいません。
生まれ持った体質となんとかうまく付き合っていくしかないと努力しています。
どんな指摘方法でも、「指摘をする」という一瞬の行為がその後の関係に永遠にしこりを残す可能性があります。
その可能性を踏まえた上でなお「今より臭い対策をして欲しい」と思うのであれば、できるだけ真摯に伝えましょう。
人のいない場所で、ちゃんと目を見て、自分の気持ちを伝えましょう。
自覚していても臭いケアをしない人には?
稀に、自分がワキガだと分かっていても一切の臭いケアをしない方もいます。
過去にどんな事があったか分かりませんが、指摘されることをいちいち気にしていたら身が持たないと開き直っているパターンが多いと思います。
彼氏や彼女であれば「ケアしてよ~」と直球もアリだと思います。
会社の人であれば「自分のおすすめのデオドラント」をプレゼントしてもいいと思います。
社会生活を行う上で臭いケアをするのは「入浴したり、爪を切ったり、歯を磨いたりするのと一緒」だと分かってもらうのが大切です。
愛のない人に指摘はさせないで
赤の他人に「臭いですけど」と言われたらどうでしょう。
びっくりするし、何であなたに言われなきゃならないの?と反感を買う場合もあると思います。
それに、ショックです。
やはり、指摘する人はその相手に愛のある人が望ましいと思います。
恋人に限ったわけではありません。
家族や友人、会社の同僚、先輩。
そのような相手から親身に臭いの指摘があれば、言われた本人も「自分を思って伝えてくれたんだ」と感じることができます。
自分に置き換えてみて
ある日、突然あなたが「○○さんって口臭い」と言われたらどうでしょうか?
えぇ?毎日歯磨きしてるのに・・・。
とか
いつからそう思ってた?ずっと?
というような不安がよぎったりしませんか?
想像するだけでショッキングな出来事だと分かります。
臭いを指摘しようとしている相手だって、それと同じくらいの衝撃を受けると理解してください。
デオドラントをしている人にしてみたらこれ以上どうしたら・・・と思ってしまうこともあるでしょう。
手術という選択肢があるのも確かです。
ですがお金がかかりますし、体への負担もあります。
臭いの指摘をする人は、そのような背景も汲み取ってあげると親切です。
ワキガの自覚がない人への指摘方法は?
ワキガの自覚が無い場合、誰かが教えてあげることで臭いケアを生活に取り入れるきっかけになります。
ワキガの指摘は出来れば「親」がベストだと思います。
時期としてはちょうどワキガの臭いが出始める第二次性長期のあたりがベストです。
ワキガは親からの遺伝です。
その親もまた、ある日突然ワキガになったのではなく、親からの遺伝であること。
その親もさらにその親も・・・とワキガは遺伝してきたものであると伝えることも大切だと思います。
親御さんにワキガケアの知識があればその方法も一緒に伝えてあげたらいいと思います。
手術を考えるにはまだ少し早い段階ですが、ワキガは手術で治すという選択肢もあると伝えてもいいと思います。
ワキガ率の高い海外では小学校中学年になるとデオドラントをするようにというお手紙が学校から届くそうです。
オーガニック素材のキッズ向けのデオドラントも販売されており、ある一定の年齢になると臭いケアをするのが当然のエチケットとして生活の一部になるよう指導されていきます。
↑米国で販売中のキッズ用デオドラント
日本ではワキガ保有者が全体の10%しかいないため、そのような教育はされません。
だからこそ、ワキガ体質に子には早い段階で親がその役目を果たすのが理想だと言えます。
臭いの指摘・まとめ
ワキガ率100%の黒人はみんながワキガだからと臭いケアをしないでいると思いますか?
地域にもよりますが、一般的に先進国と言われる国に住んでいる方達は、朝起きてシャワーを浴び、念入りにデオドラントをします。
香水を上手に使ったり、自分に合うデオドラントを模索したりします。
臭いがあって当然だけど、その臭いを抑える工夫をするのもまた「当然」なんです。
無臭が多いと言われる日本人は、臭いケアに対する意識は低めです。
ワキガ保有者にしてみたら生きにくさを感じることもあると思います。
意地悪のネタにされることも多い「ワキガ」。
ワキガだというだけで全人格を否定されたような扱いを受けた経験がある方も少なくありません。
だからこそ、ワキガを指摘されることに強く身構えてしまう人が多いのかもしれません。
ワキガは指摘する方もされる方もストレスを感じてしまいがち。
上記したような方法を取り入れて、できるだけお互いにストレスにならないような指摘の仕方をぜひ見つけてみて欲しいと思います。